渋谷 森本

予約不可のシステムで、特に18時以降は常に満席状態。外で並ぶことも多く、待ち時間を覚悟する必要があります。特に週末や祝前日はさらに混雑するので注意。ただし、おひとり様なら比較的入りやすく、回転も早いので思ったより待たずに入れることも。早い時間に行くか、少し遅めの時間を狙うのが良いでしょう。

カウンター席の椅子が丸太をそのまま使ったような硬いタイプで、長時間座っていると少しお尻が痛くなることも。でもこれは「長居せずサクッと食べて次のお客さんに席を譲る」という店の暗黙のルールの一環かもしれません。じっくりお酒を飲みたい方には少し辛いかもしれませんが、この独特の雰囲気も森本の魅力の一つです。

人気店の宿命ですが、特に20時以降に訪れると多くのメニューが売り切れになっています。「うなぎのきも焼き」や「つくね」など人気メニューは早々に完売してしまうことも。せっかく入店できたのに食べたかった串が無い…という残念な経験をしないためにも、16時の開店直後か17時台の来店がベストです。

串は200円台とリーズナブルなのに比べ、ビールが700円前後、日本酒も650円〜とドリンク類はやや高め。また、レモンサワーは炭酸が弱めだったり、ハイボールの濃さがやや物足りないといった声も。お酒をたくさん飲みたい人は予算に注意が必要です。ただ、串のコスパは非常に良いので、トータルでは満足度の高いお店です。

注文した串が次々と出てくるスピードの速さに驚くかも！テーブルに串が溜まってしまうこともあるので、少しずつ注文するか、先にお酒や白レバポン酢などのつまみを頼んでから串を注文するのがコツです。一度にたくさん頼むと、最初に出てきた串が冷めてしまうことも。テンポ良く食べるのが森本流の楽しみ方です。

カウンター席の中でも、焼き場の目の前は特等席！大将が一本一本丁寧に焼き上げる姿は必見です。特に、休むことなく扇子を仰ぎ続ける姿は圧巻で、その集中力と技術に感動すること間違いなし。串が焼かれる香ばしい香りと炭火の音も相まって、五感で楽しめる贅沢な時間を過ごせます。

店内で唯一の女性スタッフ（女将さん）の接客が素晴らしいと評判。混み合う店内でもテキパキと対応しながら、常連さんには気さくに、初めての人には親切に声をかけてくれます。時には特別なサービスをしてくれることも。この心遣いが、長年愛され続ける理由の一つでしょう。老舗の品格を感じさせる接客に癒されること間違いなしです。

キャッシュレス決済が普及した今でも、このお店は現金払いのみ。事前に現金を用意しておかないと、美味しい焼き鳥を前に焦ることに。特に若い世代は注意が必要です。また、遅い時間に行くと多くのメニューが売り切れているので、新鮮な串を楽しみたい方は16時の開店時間に合わせて訪問するのがベストです。